常緑つりしのぶの手入れについて

【常緑つりしのぶの手入れについて】

・常緑のしのぶは亜熱帯地方が原産で、ジャングルの中の樹木等に着生しています。

・葉は一年中青々としています。

・気温が25度以上あれば年中葉や根茎が伸び増えていきます。

・15度以下では休眠状態になりあまり活動しません。

・気温が20度以上になりましたら屋外につることもできます。

※屋外では荒風や日光で葉を傷めることがあります。

・気温が15度以下になりましたら屋内で青々とした葉を楽しみます。

※お皿に置く際は、水が溜まっている中に浸した状態にすると著しく根茎を傷め腐ってしまいますので、注意してください。

・常緑しのぶは同じ葉が2年以上付きます。

・1年が経つと葉の生え替わりのため傷んだり枯れたりする葉が出てきますので、見苦しければ切り取ります。
暖かくなればまた葉は出てきます。

 

■1月・2月・3月

・屋内でつるしたり皿の上に置いて、青々とした葉を鑑賞します。

・表面の土が乾いてから土中が乾くまで2日位かかりますので、表面の土が乾いてから2日後位に水中に20~30秒ほど浸け込みます。

・肥料は葉色が薄ければハイポネックス液肥を2000倍位に薄め、5日に1回ほど葉色がよくなるまで施します。

・薬掛けは、虫類が発生しましたらスミチオン等を規定量散布します。

 

■4月・5月

・気温が15度以上ありましたら屋外でも観賞できます。

・日差しを70%位遮ってください。木漏れ日がチラチラする樹木の枝下、よしずの内側、日陰になっている場所等につり観賞します。

・表面の土が乾いてから土中が乾くまで2日位かかりますので、表面の土が乾いてから2日後位に水中に20~30秒ほど浸け込みます。

・肥料はハイポネックス社のマグァンプ大粒を6個位埋め込みますと約2年間効果があります。※12cm玉型の場合

・夏季の活動期には肥料が不足します。上記に加えハイポネックス液肥を1000~2000倍位に薄め、10日~15日に1回位施すと葉色もよくなり生育旺盛になります。

・薬掛けは虫類・ナメクジ・菌類・カビ類・苔類が発生しましたら除去し、薬剤を散布します。

 

■6月・7月・8月・9月
新芽も出てき根茎も伸び生育旺盛な季節です。

・4月~5月を参考にして下さい。

・傷んだ葉や醜い葉等は取り、新芽が出やすくしましょう。

・水掛けは2~3日に1回程度、8割方乾いたら水中に20~30秒ほど漬け込みます。 ※12cm玉型の場合

 

■10月

・9月後半ごろから屋内に入れて観賞するのがよいと思います。

・水掛けは土が3~4日で乾くよう水中に20~30秒ほど浸け込みます。表面の土が乾いてから2日後位に浸け込みます。

・肥料はハイポネックス液肥を2000倍に薄め、7日~15日に1回位施し、葉色がよくなるまで施します。

・薬掛けは虫類・ナメクジ・菌類・カビ類・苔類が発生しましたら除去し、スミチオン等の薬剤を散布します。

 

■11月・12月

・屋内にてつるしたり皿の上に砂や砂利を敷いて置きます。

・カーテン越し等で木漏れ日が当たる場所や明るい場所に置いて観賞します。

・水掛けは土が3~4日で乾くよう3~20秒浸け込みます。表面の土が乾いてから2日後位に水に浸け込みます。

・肥料はハイポネックス液肥を2000倍に薄め7日に1回位施し、葉色がよくなるまで施します。

・薬掛けは虫類・ナメクジ・菌類・カビ類・苔類が発生しましたら除去し、スミチオン等の薬剤を散布します。